第3章 SUGA | Agust D 練習生
練習生をしながら配達のアルバイトをしていたユンギは、オートバイで事故を起こす。そのことを最初に告白したのはこの曲「마지막 / The LAST」の歌詞だった。
配達のバイト中起きた事故のせいで めちゃめちゃになった肩
부여잡고 했던 데뷔
やっと手に入れたデビュー
너네가 누구 앞에서 고생한 척들을 해
お前ら誰の前で苦労した振りしてるんだ
BTSのドキュメンタリー「Burn The Stage 」の第3話の中で、この肩の話が初めてメンバー達の間で交わされる。意外なことに、ユンギとは一番長く共に暮らしたナムジュニでさえも、この時ようやくこの歌詞の意味がわかったようだった。
メンバー達にも本当のことが言えず、階段から落ちて怪我をしたと話していたユンギ。当然事務所にもそんな話をすれば辞めさせられると思い言えなかったと語る。結局事務所側が「何故もっと早く言わなかったんだ。」と学費も負担してくれることになったが、当時は「本当にデビューできるのか?」「いつデビューできるのか?」こうした不安を抱えながら練習生をしていたことがメンバー達の会話からひしひしと伝わる。
因みにこの時、お酒が入ったせいか大邱弁も交えながら、宝くじを買って豚の夢(韓国では吉夢)を見たという話もめちゃ熱く語っているのだが(メンバー達大爆笑)もし豚が教えてくれた数字がスバリ当たっていれば、今のSUGAはいない=BTSもいなかったことを思うとつくづく外れて良かったと思う。
最近では「슈취타/シュチタ」のトゥバトゥ編の中でも練習生時代の自分についてこう自慢げに語っている。
🐱俺も伝説の練習生だった。
🐱毎度最下位なのに首にならない練習生としてすごく有名だった。
🐱一番下にミン・ユンギって書いてあるのに首にならなかった。
証拠写真(月末評価のランク表)
そしてこのオートバイの事故による肩の痛みは、ユンギをその後もずっと苦しめ続け、事故から約8年後の2020年11月3日、遂に手術を受けることになる。
公式からのお知らせ
ユンギからのメッセージ
コロナ禍で、世の中もBTSも私たちARMYも出口の見えないトンネルの中を走っているような日々を過ごしていた時期に、この手術の知らせを聞いて、ずっと肩の痛みを堪えて、あのBTSの激しい振り付けをしていたこと、痛み止めの注射やテーピングをしてツアーを回っていたこと、事故のことをメンバーにさえ言わなかったのと同様、ARMYにも一言も弱音を吐かず耐えていた事実に、とても胸が痛かった。無事に手術を終え、ほっとしたが、しばらくリハビリの為に活動出来ないユンギが見れない寂しさなど、様々な感情が渦巻いていたのを思いだす。
リハビリ中は雪だるまになったりもした
手術から約2週間後の11月21日には、早くもVLIVEに来て手術の経過について語ってくれたりもした。(本当にファン想いだㅠㅠ)
リンク https://weverse.io/bts/live/0-105457328?hl=ja
そしてこの事故は、最近リリースされたソロアルバム「D -DAY」の収録曲「AMYGDALA」のMVの中でもリアルに再現され、皆んなに衝撃を与えた。

自分のトラウマに真正面から向き合い、音楽に取り入れてきた彼の姿勢は、同じように心に傷を持つ人々へ(私にも)多くの癒しを与えている。彼の肩に残った傷跡は、練習生時代に必死に生きた証であると同時に、韓国語でいう성장통(成長痛)、すなわち青春の痛みだと思う。
ep.2へ続く

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